自動車業界団体が５日まとめた２月の車名別新車販売（軽自動車を含む）は、トヨタ自動車(7203)のハイブリッド車（ＨＶ）「アクア」が２カ月連続で首位となった。燃費性能が世界最高水準のため、人気が根強い。販売台数は前年同月比4.9％減の２万2788台だった。

２～５位には軽自動車が入り、２カ月連続で上位10車種のうち６車種を軽が占めた。２位はホンダ(7267)の軽「Ｎ―ＢＯＸ」で、販売台数は10.3％増の２万223台。2014年12月から「Ｎ―ＢＯＸ ＳＬＡＳＨ」を投入した効果が出た。３位は日産自動車(7201)の軽「デイズ」、４位と５位はダイハツ工業(7262)の「タント」と「ムーヴ」だった。

トヨタのＨＶ「プリウス」は６位、ホンダの小型車「フィット」は７位だった。消費増税や新型車効果の一巡で販売台数はそれぞれ44.2％減、34.4％減となった。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕