工作機械大手のDMG森精機は10日、TOB(株式公開買い付け)を実施している独DMG MORI SEIKI(旧ギルデマイスター)への出資比率が40.64%になったと発表した。また従来は出資比率で50%超としていたTOBの成立条件を40%に変更したため、TOB自体は成立する見通しになった。
同時にTOB価格を1株30ユーロから30.55ユーロに変更し、期間も4月13日まで延長した。買い付け期間終了後に出資比率が50%を超えなければ、従来と同様に独DMG MORIは森精機の持ち分法適用会社にとどまる可能性もある。森精機は「一体運営に必要な50%超を目指していく」としている。