助け求める姿、忘れられず 東京大空襲で出動の元消防士——贯通日本资讯频道
您现在的位置: 贯通日本 >> 资讯 >> 社会(日语) >> 正文
助け求める姿、忘れられず 東京大空襲で出動の元消防士

幼子を抱いた若い母親が一瞬で炎にのみ込まれた――。東京大空襲で消防士として下町の火災現場に出動した加瀬勇さん(89)=千葉県習志野市=は、救えなかった人々の姿が今もまぶたに焼き付いているという。


1944年、出征で足りなくなった消防士を補充するため採用年齢を引き下げた「年少消防官」として、当時の警視庁消防部に18歳で入庁した。城東区(現在の江東区の東側)を管轄する城東消防署に配属になった。


45年3月10日未明、ポンプ車を置いていた鉄道の車両工場から同僚4、5人と出動した。勤務していた砂町出張所を目指したが、周囲はあっという間に火の海に。見上げると、爆撃機B29が夜空を埋めていた。火の勢いが強すぎて消火活動ができず「どこへ行こうとしても、車より速く火が走っていった」。


「助けられなかった人たちのことは何年たっても頭から離れない」。救助を求めてきた20人ほどが目の前で風にあおられた炎に包まれた。ポンプ車は燃えさかる民家に誤って突入し、後退したところで停止した。ふと気付くと、乗員は自分と運転手の2人だけになっていた。炎の中を100メートルほど走り、素掘りの防空壕(ごう)に頭から突っ込んで夜明けを待った。


当時のポンプ車は消防士用の車内スペースがなく、車両外側の金属の棒につかまっていた。炎と熱で全身に大やけどを負い、右手は後遺症で今も指が動かせない。


60年まで城東消防署に勤務した後、退職。今年3月5日、55年ぶりにかつての職場を訪れ、若い署員や消防団員ら約100人を前に講演した。「空襲は人が人を殺す犯罪で二度とあってはならない。風化させず伝えていかなければならない」〔共同〕


新闻录入:贯通日本语    责任编辑:贯通日本语 

发表评论】【加入收藏】【告诉好友】【打印此文】【关闭窗口

相关文章

中国の若者が「ダブルワーク」に引き寄せられるのはなぜか
単身青年は「今いるところで旧正月」でのびのびと年越し
「今いるところで年越し」が経済に与える影響は?
氷と雪で作った客室で冬眠体験 黒竜江省漠河
中国の対外貿易にみられる多くの安定化シグナル
忘れかけられていた中国国産ブランド品が若者に大人気となっているワケは?
「兵馬俑」に封じ込められた主人公が現代に復活するアニメ「秦侠」が配信開始
桜の木に込められた中日の絆
青島、市民全員対象のPCR検査で見られた心温まるエピソード
村上隆のネズミキャラ「Mr. DOB」が上海外灘の画廊に登場
責任感と互いに助け合うことを示した中国の義
重慶で「かまど」が威力発揮し酷暑 局地的に8月予想最高気温42度
洪水ピークが武漢を通過、過去の写真と比較して感じる安心感 湖北省
エジプト人男性がPCR検査ロボットを開発
シンガポールの元国連大使「トランプ政権はなぜ中国を手助けしたのか」
西日本豪雨で亡くなられた方々
リーマン、混乱見極められず 08年決定会合議事録公表
「罪悪感植え付けられ長時間労働」大東元社員が語る重圧
サイン頼まれ「地元に認められた…」 野球留学生の思い
1カ月あまり眠れず、食べられず… ペットロスを考える
九大図書館バラバラ事件を追う 「自炊」とは不届き千万
「クーカイの教え」に魅せられて 高野山へ外国人の波
阪神・藤浪、1年1カ月ぶりの白星 「長かったな」
中3自殺の遺族「裏切られた気持ち、報告書信用できず」
親に漫画と猫を捨てられた 高校時代の憤り、暴走しそう