【ブリュッセル=御調昌邦】欧州連合(EU)のマルムストローム欧州委員(通商担当)は13日、スウェーデン・ストックホルムで日本との経済連携協定(EPA)交渉について講演し、日本と規制面での協力を推進していく考えを明らかにした。同氏は「多くの点で欧州と日本の規制体系は米欧間よりも似ている」と指摘。自動車などでは「日欧間の交渉で国際基準の発展を促進できる」との認識も示した。
マルムストローム氏はEUの自由貿易協定(FTA)戦略の中で「日本は欠かせない要素だ」と重要性を強調した。日本との交渉は「ゆっくりだが、着実に進んでいる」と説明した。