安倍晋三首相は17日午後の参院予算委員会で、2013年1月に政府と日銀が公表したデフレ脱却に向けた共同声明について「結び直すことは考えていない」との考えを示した。日銀による2%の物価目標の達成がずれ込む可能性を指摘した無所属クラブの中西健治氏への答弁。
首相は日本経済の現状について「デフレではない状況をつくり出すことができた」と強調した。原油安の影響については「デフレ脱却への歩みが鈍いものになった」と指摘する一方、「原油安は日本の成長にとってプラス」と述べた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕