18日午前の東京外国為替市場で、円相場は小幅に反発した。12時時点では1ドル=121円33~36銭近辺と前日17時時点に比べ6銭の円高・ドル安水準で推移している。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を日本時間19日未明に控え、持ち高調整の円買い・ドル売りがやや入った。ただ、「FOMCを前に持ち高を一方向に傾ける投資家は少なく、事業会社など実需勢の売買も低調だった」(国内銀行)といい、総じて薄商いだった。9~12時の円の高値は121円26銭近辺、安値は121円37銭近辺で、値幅は11銭程度にとどまった。
円は対ユーロで反発した。12時時点では1ユーロ=128円69~72銭近辺と同12銭の円高・ユーロ安水準で推移している。円の対ドル相場が小高く推移していたことを反映し、円は対ユーロでもやや買いが先行した。ただ、ユーロが対ドルで下げ渋ると対円でもユーロ買いが入り、円は伸び悩む展開となった。
ユーロは対ドルで小幅に反落した。12時時点では1ユーロ=1.0605~08ドル近辺と同0.0006ドルのユーロ安・ドル高水準で推移している。小安く始まったが、持ち高調整のユーロ買い・ドル売りが入りると次第に下げ渋った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕