【カイロ=共同】AP通信によると、イエメン南部アデンでイスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」系の軍用機が19日、ハディ暫定大統領が執務する大統領宮殿付近を爆撃した。丘陵などに着弾し、宮殿に被害はなかった。ハディ氏は不在だったという。
フーシ派は昨年9月に首都サヌアに進攻し、ことし2月に政権掌握を宣言。しかしハディ氏は受け入れず、アデンを拠点に大統領として執務を行っている。宮殿付近への空爆はハディ氏を威嚇し、同派への協力を迫る狙いがあるとみられる。
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