政府は20日、小規模な自治体の地域活性化に向けた取り組みを後押しするために派遣する官僚や大学の研究者への激励会を首相官邸で開いた。安倍晋三首相は「(地域の)魅力を発見し、市町村長の良きお世話役として地域に新たな風を巻き起こしてほしい」と期待感を示した。
官僚らを派遣するのは、北海道ニセコ町や島根県海士町など69市町村。4月から順次着任し、原則として2年間、副市町村長や幹部職員として首長を補佐する。自治体の「地方版総合戦略」づくりを支援する。
農林水産省から岩手県山田町へ出向く鈴木裕さんは「一市町村民として地方の創生をしていく」と意気込みを語った。