世界遺産めざす軍艦島 鉱員住宅など優先保存、長崎市が計画案——贯通日本资讯频道
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世界遺産めざす軍艦島 鉱員住宅など優先保存、長崎市が計画案

長崎市は23日、今夏の世界文化遺産登録を目指している端島炭坑(通称・軍艦島)に残る高層建物群のうち、鉱員住宅や端島小中学校など5棟を優先的に保存する計画案をまとめた。旧日本軍の戦艦に似ていることから通称で呼ばれており、特徴的な景観の維持につながり、保存も可能な建物を選んだ。


保全策は、さび止めを塗ったり補強材を入れたりする案があるが、具体的には決まっていない。


23日は市の有識者委員会が計画案を了承。別の炭坑跡が残る2島の保存計画とともに、5月中にも田上富久市長に報告書を提出する。


端島炭坑は「明治日本の産業革命遺産」の構成施設の一つで、現在は無人。護岸や、生産設備跡は保存が決まっており、ほかの建物のうちどれを残すか検討してきた。


5棟のうち、大正時代に建築された16、17号棟、島内最多の約300世帯が暮らしていた65号棟はいずれも鉱員住宅。ほかは、三菱グループの会社幹部が住んでいた3号棟と、小中学校の校舎。


日本最古とされる鉄筋高層住宅である30号棟は倒壊の危険が極めて高く、対象から外した。5棟で保全策の効果が確認できれば、ほかの建物への適用も検討する。〔共同〕


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