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最高の酒に杜氏はいらない 「獺祭」支えるITの技

パリのソムリエも絶賛する日本酒「獺祭(だっさい)」。高品質の大吟醸酒として国内外で人気が高まっている。まさに匠の技の極致だが、その酒蔵に杜氏の姿は無い──。匠頼りの製造現場の旧弊を改め、IT(情報技術)で匠の技術を極めれば可能性は無限だ。ITでグローバル競争に挑む先進企業の取り組みを2回に分けて紹介する。


[上]写真1 建築中の旭酒造の新しい酒蔵。高さ59mで地上12階、地下1階。完成は2015年4月の予定で、これにより「獺祭」の生産能力は3倍以上に高まる(写真:菅敏一、以下同じ)
[下]写真2 旭酒造が生産する純米大吟醸酒「獺祭」の製造ラインの一部


 


[上]写真1 建築中の旭酒造の新しい酒蔵。高さ59mで地上12階、地下1階。完成は2015年4月の予定で、これにより「獺祭」の生産能力は3倍以上に高まる(写真:菅敏一、以下同じ)


[下]写真2 旭酒造が生産する純米大吟醸酒「獺祭」の製造ラインの一部


山口県岩国市の山間、半径5km以内に住む人はわずか250人。そんな過疎の集落に似つかわしくない地上59mの高層の建物が姿を現しつつある(写真1)。


驚くことに、これは酒蔵なのだ。旭酒造という名は知らなくても、「獺祭(だっさい)」と聞けばピンと来る人は多いだろう(写真2)。欧米でも高い評価を受ける最高品質の純米大吟醸酒は、この地で造られている。過疎の集落と巨大な酒蔵はミスマッチだが、獺祭の製造工程も従来の酒造りとは程遠い。徹底したデータ管理によって造られているのだ。


日本企業、特に製造業はビジネスのIT化とグローバル化の波に洗われ、輝きを失いつつある。iPhoneがサービスと組み合わさり大成功を納めたように、時代の流れは「モノからコト(サービス)」。ものづくりだけでは高い付加価値を生み出しにくくなってきた。一方で、新興国の企業が低価格を武器に追い上げ、日本製品の市場を侵食している。


残念ながら日本企業は、新たなビジネスモデルを創ることや、価格勝負で戦うことは総じて苦手だ。では何を武器とすべきか。それこそ、本来の強みであるジャパンクオリティー、つまり日本品質、製造業なら“匠の技”が生み出す高品質だ。人の技量だけに頼ることなく、ITやデータの活用によりコストを下げつつ、品質をさらに磨き込めば国内だけでなく世界と戦える。


■杜氏に逃げられ改革断行


獺祭が今、大変な人気だ。獺祭は大吟醸酒のみで、最高級品は720ミリリットルで3万円を超える。高額商品であっても品薄で、直販では2カ月待ちの状態だ。


2014年4月に来日した米国のバラク・オバマ大統領に安倍晋三首相がプレゼントしたのも、この獺祭。米国やフランスなどにも輸出しており、パリの一流レストランのソムリエにも絶賛される。旭酒造の売上高は2014年9月期で49億円だが、前期に比べ26%も伸びた。


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