日本郵政の西室泰三社長は1日、新たな中期経営計画の発表に関する記者会見で、今後のM&A(合併・買収)戦略を巡り「具体的には申し上げられないが、積極的な投資を続ける」との方針を示した。事業をグローバル展開していることを念頭に「ロジスティクス全体を考えるとさらなる投資が必要」と述べ、企業買収を「これからも前向きに検討していく」と語った。
日本郵政は2月、オーストラリアの物流大手トール・ホールディングスを約6000億円で買収すると発表していた。日本郵政だけでなく、傘下のゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の金融2社を通じた買収も「あり得る」(西室社長)という。〔日経QUICKニュース(NQN)〕