セブン&アイ・ホールディングス(3382)の村田紀敏社長は2日午後の決算発表の記者会見で、実店舗とネットを融合するオムニチャネル事業について、「グループの売り上げで1兆円を目指したい」と述べた。今後の商品開発の影響について、「実店舗だけでなくネットでも販売することを考えていくことで、新しい商品分野の開発ができる」と語った。
国内の経営環境については、「成熟社会の中で消費の二極化が進んでいる。価格よりも価値を追求しているお客様が増えている」と指摘。今後については、「地域に根ざした開発、好みに合わせた商品を提供していきたい」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕