ファーストリテイリングが2日発表したカジュアル衣料品店「ユニクロ」の3月の国内既存店売上高は、前年同月比3.0%減だった。前年実績を下回るのは8カ月ぶり。気温が高めに推移したことで春物衣料の売れ行きは良かったが、前年同月に比べ土日祝日の数が2日減り、客数の減少を補いきれなかった。
客数は10.5%減となり2カ月連続で前年同月を下回った。一方客単価は8.4%増で18カ月連続で前年同月を上回った。コートやジャケット、ジーンズなど単価の高い春物商品が好調だった。
衣料品業界では14年3月の消費増税前の駆け込み需要の反動もあり、15年3月の売上高は前年実績に達しない企業が多かったもようだ。