柔道の世界選手権(8月・アスタナ=カザフスタン)代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権第1日は4日、福岡国際センターで男女計7階級が行われ、女子48キロ級は元世界女王で26歳の浅見八瑠奈(コマツ)が決勝で昨年の世界選手権覇者、19歳の近藤亜美(三井住友海上)に優勢勝ちし、2年ぶり2度目の優勝を果たした。
女子48キロ級で近藤亜美(右)を破り優勝した浅見八瑠奈(4日、福岡国際センター)=共同
女子57キロ級でロンドン五輪金メダルの松本薫(ベネシード)が4年ぶり4度目の優勝。宇高菜絵(コマツ)は準決勝で敗れた。同52キロ級は中村美里(三井住友海上)が決勝で橋本優貴(コマツ)を倒して3年ぶり5度目の頂点に立った。
男子は100キロ超級で西潟健太(旭化成)が昨年の世界選手権2位の七戸龍(九州電力)を準決勝で破るなどして初優勝。81キロ級は21歳の永瀬貴規(筑波大)が2連覇し、90キロ級は20歳のベイカー茉秋(東海大)、100キロ級は高木海帆(日本中央競馬会)が初制覇した。
5日に男女の最重量級を除く各6階級で世界選手権代表が発表される。〔共同〕