新生銀行は1日から、学童保育や家庭の防犯、習い事のサービスが受けられる住宅ローン商品の取り扱いを始めた。東京急行電鉄がサービスを担当し、主に東急沿線の顧客向けに提供する。住宅ローンは銀行間の金利競争が激しさを増しているが、“おまけ”のサービスで違いを打ち出す。
同行は昨年1月に病児保育や家事代行が受けられる住宅ローンの販売を始めており、今回はサービス内容を拡充した。
東急が抱える保育園や学童保育施設、カルチャーセンターなどを活用する。住宅ローンの契約金額に応じて最大50枚(約60万円相当)のクーポンを配り、サービスを受ける際に利用する。
たとえば入会金の支払いにクーポンを1枚、家庭の防犯はシステム導入の初期工事に3枚が必要。習い事は受講料金に応じた枚数を支払う。契約時の手数料は他の住宅ローンと比べて5万~10万円程度多く支払うが、借入金利は同水準にした。