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独航空局、墜落後に副操縦士の病歴知る 現地紙報道

【フランクフルト=加藤貴行】フランス南東部での独ルフトハンザ子会社の旅客機墜落で、独紙ウェルトなどは5日、独連邦航空局の話として、旅客機を故意に墜落させたアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)の病歴について、会社側から「報告を受けていない」と答えたと報じた。


ルフトハンザは、副操縦士が航空学校の訓練を再開する際、過去にうつ病だったことを学校側に伝えていたと発表している。報道によると、独航空局は墜落後に副操縦士の病歴を知ったという。ルフトハンザは同日の声明で「独航空局への情報提供の義務には従っている」としたが、副操縦士の件には触れなかった。


一方、欧州委員会は5日までに、独航空局への定期監査で問題を指摘していたことを明らかにした。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、欧州航空安全局が昨年11月、独航空局に対し「長年の問題を解決する」よう求めていたと報じた。


欧州メディアは、独航空局の職員が不足していたと伝えており、乗務員の精神面を含む健康状態をチェックする体制が不十分だったとの指摘が出ている。


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