【ニューデリー=共同】インドの国営航空エア・インディア機の操縦室で離陸直前に副操縦士が機長を殴り、けんかする騒ぎがあったと地元メディアなどが6日、報じた。機長は騒ぎ後、そのまま旅客機を離陸させ、同機は無事、目的地の首都ニューデリーに到着した。
騒ぎは5日夕、西部ジャイプールからニューデリーに向かう機内で起きた。関係者によると、機長と副操縦士が離陸前の手順などを巡って口論となり、副操縦士が機長に殴りかかった。
エア・インディアは「2人の間には口論があっただけで、それ以上は何もない」として暴力を否定。機長と副操縦士から事情を聴いている。
同社の関係者などによると、この副操縦士は過去にも他の機長と問題を起こしたことがあるという。