【パリ=竹内康雄】ドイツの格安航空会社(LCC)ジャーマンウイングスの旅客機(乗客乗員150人)が墜落した問題で、フランスのマルセイユ検察は26日の記者会見で、副操縦士が自発的に高度を下げて墜落させたとの見方を示した。
当時、副操縦士はコックピットにひとりだった。なぜ機長がコックピットを外したかは、マルセイユ検察は「(トイレなど)用を足しにいったのだろう」と推測した。
副操縦士は、機長がコックピット内に戻ろうとしたにもかかわらず、何も反応せずに扉を開けるのを拒否。マルセイユ検察は「副操縦士が自らの意思で航空機の高度を失わせた」と説明した。「副操縦士は航空管制官の問いかけに応答しなかった」とも述べた。