宮崎産の完熟マンゴー「太陽のタマゴ」の初セリが13日、宮崎市中央卸売市場で行われ、最高級品の2個入りが1ケース(約1キロ)30万円で落札された。2014年と並び過去最高額となった。出荷量の減少を受け、平均の卸売価格は同1万1300円と昨年比4割高い。
大型連休明けに出荷のピークを迎える
初日の出荷量は前年比4割減と大きく減った。14年は天候に恵まれ豊作だったが、今年は曇天が多く、産地は「色の乗りが悪く出荷が遅れている」(JA宮崎経済連)としている。
宮崎産マンゴーは大型連休明けから6月にかけて出荷のピークを迎える。「昨年ほど出回りは増えない。1ケース4000円から5000円に落ち着いていく見通しだが、前年よりは高めで推移しそう」(同)という。
「太陽のタマゴ」は糖度を15度以上に統一しており甘みが強いのが特長で、重さも1個あたり350グラム以上と大きいのが売り物だ。