15日午後0時半すぎ、米軍三沢基地のF16戦闘機2機が青森空港(青森市)に緊急着陸した。パイロットは空港を管理する青森県に対し、うち1機のエンジントラブルと説明した。けが人や滑走路の閉鎖はなかったが、ソウル、羽田便など計6便の発着が最大で約40分遅れた。
三村申吾知事は「県民に大きな不安を与える」として、米軍に再発防止を要請した。
県によると、トラブルのあった機体のエンジン周辺から油が漏れているのが見つかった。機体は滑走路と並行する誘導路に止められた後、駐機場に移された。
基地のある青森県三沢市に入った連絡によると、パイロットが飛行中に油圧システムの不具合に気付き、緊急着陸前に日本海へ空の燃料タンク2個を投棄した。米軍が派遣した整備士が機体の状況を調べている。〔共同〕