神奈川県は18日までに、県動物保護センターが2014年度に引き取った犬と猫の殺処分ゼロを達成したと発表した。新たな飼い主を探すボランティア団体との連携が進んだ結果で、犬は2年連続。猫は前年度398匹だった殺処分数が無くなり、初めてそろってゼロが実現した。
県動物保護センターは3政令市と横須賀市、藤沢市を除いた県全域を所管。14年度は飼い主が飼えなくなるなどした犬508匹、猫595匹を引き取った。そのうち収容中の病死や自然死は計110匹いた。
センターには42のボランティア団体や個人が登録し、譲渡先を探したり子猫や子犬を育てたりする活動をしている。
環境省によると、13年度は全国で自治体に引き取られた犬約2万8千匹と猫約10万匹が殺処分されるか病死した。〔共同〕