航空各社は21日、ゴールデンウイーク(28日~5月6日)の予約状況を発表した。予約数は国際線・国内線ともに各社が前年同期比でプラスとなった。後半の連休が昨年より1日多い5日間で、長期路線の欧米やリゾート路線が好調という。訪日客の増加も追い風だ。
全日本空輸の予約数は、国内線が前年同期比11.6%増の97万人、国際線は18.4%増の20万人。全方面で前年を上回る。「欧米やハワイ路線、国内では沖縄方面が好調」(同社)という。テロの影響で一時需要が伸び悩んだ欧州便も連休中はプラスとなった。
日本航空グループは、国内線が9.6%増の75万人。関西や北海道方面が人気だ。国際線は11.3%増の22万人。ハワイ・グアム路線の需要が多い。東南アジア路線や中国路線も伸びた。
格安航空会社(LCC)各社も予約数は前年を上回る。ピーチ・アビエーションの予約数は国内線が21%増の7万9278人、国際線が5%増の2万8690人だった。