栄養士や保健学の大学教授らで構成する民間団体の「水を考えるプロジェクト」(東京・渋谷)が全国47都道府県の4700人を対象に実施したインターネット調査で熊本県は「地元県民がおいしいと思う水」ランキングで富山県、鳥取県と並んで1位を獲得した。
熊本県は「水の安全性についての意識」では単独トップ。同プロジェクトの広報事務局は「熊本県民は地元の水がおいしいと実感していることが分かった」とコメントしている。
九州の他県では「水の安全性」の部門で3位に福岡県、6位に鹿児島県と大分県が同数で入った。熊本市は「人口50万人以上の都市では日本で唯一、水道水の全量を今も地下水で賄っている」(同市水保全課)。プロジェクトは井上正子・日本医療栄養センター所長が発起人。各都道府県で10~60代の男女50人を無作為で選び、3月下旬にネットで回答を得た。