成田空港は29日、大型連休を海外で過ごす人の出国ラッシュとなり、国際線の出発ロビーは大きなスーツケースを持った家族連れで混雑した。
川崎市の会社員、畑中裕子さん(43)は生まれたばかりの長女を連れて家族でグアムへ。円安が痛手だが、少しでも影響を和らげようと両替手数料が安い金券ショップを活用したという。「のんびりリゾートで過ごしたい」と話した。
マレーシアへ向かう千葉県浦安市の男性会社員(40)はパソコンや携帯電話で滞在先でも仕事をするといい「家族のために少し無理した」と苦笑いをみせた。
この日の成田からの出国は約3万8千人で、4月24日~5月6日の国際線旅客数は前年同期比3%増の約83万6千人の見込み。今年のゴールデンウイークは後半に5連休があるため、国内旅行の混雑は5月に入ってから本格化しそうだ。JR各社や国内線、高速道路の下りのピークは5月2日の見通し。