【ロンドン=共同】スウェーデン中央銀行は29日、国債を買い取る量的金融緩和の規模を400億~500億クローナ(約5670億~7090億円)上積みすると発表した。物価が持続的に下がるデフレの懸念を拭い去るのが狙いだ。
主要政策金利はマイナス0.25%に据え置いた。一段の利下げの用意があるとし、2016年後半まで利上げする予定はないと説明した。
2月に始めた国債購入の規模は今回の追加緩和で総額800億~900億クローナとなる。9月末までに残存期間が最大25年の国債を買い取る方針だ。
スウェーデン中銀は15年の消費者物価指数を前年比0.3%上昇と予想。14年はマイナス0.2%だった。