【カトマンズ=共同】ネパール内務省は7日、大地震による国内の死者数が7802人になったと明らかにした。近隣国を含めた死者数は7900人を超えた。ネパール当局は被災者の捜索を続けているが、外国の救助チームは徐々に帰国。被害の全容判明は当面難しそうだ。
内務省の集計では、負傷者は約1万6千人で、全半壊した建物数は56万戸に上っている。政府当局者によると、首都カトマンズ近郊には雪崩で外国人を含む約300人が行方不明になっているとみられる場所もあるが、遺体の収容は60人にとどまるという。
地元メディアによると、震災で空き家になった建物を狙う窃盗などが起きており、治安対策も新たな課題として浮上している。