大相撲夏場所は10日に東京・両国国技館で初日を迎える。9日は土俵祭りが開かれ、史上初の2度目の7連覇と35度目の優勝を目指す横綱白鵬、大関昇進を視野に入れる関脇照ノ富士など三役以上の力士らが参列して15日間の安全を祈願した。
春場所で13勝を挙げ、今場所の成績次第で大関昇進の可能性も出てくる照ノ富士は「やれることはやった。あとは結果を出せればいい」と言葉に力を込めた。単独最多33度目と34度目の優勝額を贈呈された白鵬は緊張感を漂わせ、無言だった。
日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は「安定感からいけば白鵬。照ノ富士も先場所のようにはいかないだろう。(大関昇進に向けて)2場所続けて白鵬を倒せば重みが出てくる」と話した。〔共同〕