9日午前10時50分ごろ、御開帳が開かれている長野市の善光寺境内に小型の無人飛行機(ドローン)が落下した。御開帳期間中の主要行事「中日庭儀大法要」の最中で、境内には大勢の僧侶や見物客がいたが、けが人はなかった。
長野中央署によると、ドローンは30センチ四方ほどの大きさで、カメラが付いていた。同署は何者かが行事の様子を空撮しようと飛ばしていたとみている。
ドローンを巡っては、先月22日、東京・永田町の首相官邸の屋上に落下しているのが見つかり、警視庁は同月25日、官邸事務所の業務を妨害したとして、福井県小浜市の無職の男(40)を威力業務妨害の疑いで逮捕した。この事件を受け、政府は官邸や国会など重要施設の上空を飛行禁止区域に指定するなどの法規制を検討している。〔共同〕