フィギュアスケートの元世界女王で今季は休養した浅田真央(中京大出)の進退について、5月に入って再び指導を依頼された佐藤信夫コーチが13日、横浜市内で取材に応じ「そういう方向(現役続行)でいきたいと聞いている」と方向性を認めた。
佐藤コーチによると、浅田は長野県南牧村で行われた合宿に参加し、同コーチが指導拠点を置く新横浜スケートセンターでも今週から練習を再開した。「あとは本人の意思を最終確認しなければいけない。ただ、18日に(記者会見で)本人が話すというので、それまではそっとしてあげてほしい」と話した。
浅田は日本人最多3度目の優勝を果たした昨年3月の世界選手権後、心身の疲労を理由に休養を表明し、競技人生で初めてシーズンを通して大会に出場しなかった。佐藤コーチは「1年間のブランクは大きい。そんなに甘くはない」と指摘しつつ、休養前には復帰の可能性を見据えて「全く動かないでいると戻った時に大変」と助言していたことを明らかにした。〔共同〕