札幌管区気象台は14日、北海道・十勝岳で小規模な火山性地震が増え、1日当たり100回を超えたとして、注意を呼び掛けた。直ちに噴火する兆候はないといい、5段階ある噴火警戒レベルは1(平常)を維持している。
気象台によると、13日に火山性地震を106回観測、14日は午前9時までに37回だった。十勝岳で火山性地震が1日100回を超えるのは4月4日以来だが、火山性微動はなく、火口付近にも大きな変化はみられない。
気象庁は2月、十勝岳で地殻変動や微動などの火山活動が低下し、噴火の兆候が認められなくなったとして、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1に引き下げた。〔共同〕