【ニューヨーク=杉本貴司】米ゼネラル・モーターズ(GM)は14日、米ミシガン州にある主力研究開発拠点、ウォーレン技術センターの設備拡張に10億ドル(約1200億円)を投じると発表した。デザインスタジオを新設するほか、IT(情報技術)関連の開発設備も拡充する。
技術者を中心に2600人を追加で雇用する。センターの陣容は2万2千人近くになる。GMは中国・上海市でも大型の研究拠点の拡充を始めている。世界販売の65%を占める米中で開発の分業体制を明確にする。
GMは今後3年で米国内の生産拠点に54億ドルを投じる計画も掲げる。利益の大半を占める米国に積極的に投資して足場を固める。