大阪維新の会は20日、全体会議を開き、橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事が11~12月の首長としての任期満了まで、代表と幹事長を続けることを確認した。松井氏が記者団に明らかにした。松井氏は「メンバーから橋下氏に対して任期いっぱいまで維新を引っ張ってほしいという声があり、そういう形で頑張っていく」と話した。
松井氏はこれに先立つ同日の記者会見で「大阪都構想」を議論してきた府市の法定協議会を廃止する考えを示した。住民投票での否決を受け、再挑戦を正式に断念した。事務局の府市大都市局(職員約100人)も6月30日付で廃止する。
松井、橋下両氏は近く法定協と同局の廃止議案を府市両議会に提出するが、松井氏は同局廃止後も「府市の連携をとる組織は必要だ」とした。
自民党などが主張する「調整会議」設置は「やっていけばいい。あくまで調整する会議。半歩前進だ」と述べた。