21日早朝の東京外国為替市場で円相場は5日続落して始まった。8時30分時点では1ドル=121円23~26銭近辺と、前日17時時点に比べ28銭の円安・ドル高水準で推移している。米連邦準備理事会(FRB)が4月28~29日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表し、米経済と雇用に関して楽観的な見方を示した。これを受けて前日のニューヨーク市場でドル買い・円売りが進んだ流れを引き継いだ。東京市場に入ってからは利益確定の円買い・ドル売りも入り、円はやや下げ渋っている。
円はユーロに対して続落して始まった。8時30分時点では1ユーロ=134円48~51銭近辺と、同22銭の円安・ユーロ高水準で推移している。
ユーロの対ドル相場は3日続落して始まった。8時30分時点では1ユーロ=1.1091~94ドル近辺と、同0.0009ドルのユーロ安・ドル高水準で推移している。欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事が国債買い入れを前倒しする可能性に言及したことが蒸し返され、目先は欧州金利が低位で推移するとの思惑が広がりユーロ売り・ドル買いが優勢になった流れを引き継いだ。持ち高調整のユーロ売りも出た。〔日経QUICKニュース(NQN)〕