【ニューヨーク=蔭山道子】米ディスカウントストア大手ターゲットが20日発表した2~4月期決算は、純利益が前年同期比52%増の6億3500万ドル(約770億円)だった。売上高は3%増の171億1900万ドル。値引き販売を抑えたことなどで大幅増益となった。カナダ事業の撤退も一段落し、利益を押し上げた。
売上高は市場予想を上回った。2~4月期の既存店売上高は2.3%増と、前年同期の0.3%減から持ち直した。客足や客単価の伸びが売上高を支えた。
1株利益は0.98ドル(前年同期は0.66ドル)だった。人員削減を含むリストラ費用など特殊要因を除くと1.10ドル(前年同期は0.92ドル)となり市場予想を上回った。