東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故からの復興と犠牲者の鎮魂を願い、「1000人のチェロ・コンサート」が24日、仙台市のゼビオアリーナ仙台で開かれる。実行委員会は「思いを一つにして演奏し、被災地を忘れてないよと伝えたい」としている。
コンサートは阪神大震災の復興支援と世界平和を祈念して、1998年に神戸市で初開催され、今回で5回目。2010年の4回目は広島市で開かれた。
仙台のコンサートでは小学生から80代まで、国内外の905人が演奏。岩手、宮城、福島の被災3県からは約100人が参加する。三枝成彰氏作曲の「チェロのためのレクイエム」やモーツァルトの「アベ・ベルム・コルプス」を演奏するほか、チェロの調べに乗せて被災3県の高校生が合唱を披露する。
チケットはS席4400円、A席3300円で、当日券も販売する。〔共同〕