太陽光発電協会(東京・港)が21日発表した2014年度の太陽電池の国内出荷量(発電能力)は、前の年度比8%増の921万6325キロワットと、過去最高を更新した。大規模太陽光発電所(メガソーラー)向けを中心に非住宅用が伸びた。外資系企業や国内メーカーの海外生産品の輸入が増え、日本国内で生産した太陽電池の出荷量は減った。
非住宅用の出荷は17%増の724万1881キロワット。メガソーラーのほか、工場やビル、商業施設の屋根に太陽光パネルを設置することが増えた。住宅用は消費増税の影響で住宅着工戸数が減ったため、17%減の197万3187キロワットだった。
国内企業や外資系企業が海外で生産した太陽電池の輸入は21%増えた半面、国内工場で生産した太陽電池は9%減った。
15年度も固定価格買い取り制度ですでに経済産業省の認定を受けた太陽光発電所の設置計画が全国に数多くあり、太陽電池の出荷も非住宅用を中心に高い水準で続くとみられる。