【ワシントン=川合智之】核軍縮の実現を目指し、国連本部で開いていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は22日、最終文書を採択できないまま閉幕した。米ロの対立、中国の台頭、中東の情勢不安と混乱――。核の抑止力を重視する加盟国の思惑が複雑に交錯し、5年に1度の会議は求心力を失った。核軍縮の機運は一気にしぼみつつある。
2010年の再検討会議では、核削減に向けた64の行動計画を盛り込んだ最終文書を採択…
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