日本年金機構の情報流出問題にからみ、東京都内の高齢者に、機構を名乗る不審な電話が2件あったことが2日、警視庁麻布署への取材で分かった。
麻布署によると、2日午後2時すぎ、港区に住む70代の女性宅に機構の職員を名乗る男から電話があり、女性が本物の職員か尋ねると一方的に切れた。
ほぼ同時刻に同区の80代女性宅にも、機構職員を名乗る男から「年代別の調査をしています。お一人暮らしですか」という電話があり、女性が一人暮らしではないと答えると電話が切れたという。警視庁は機構をかたる嘘の電話が相次いでいるとみて、注意を呼びかけている。