首相官邸の屋上で小型の無人飛行機(ドローン)が見つかった事件で、警視庁公安部は3日、発炎筒を無許可で改造したとして、山本泰雄被告(40)=威力業務妨害罪で起訴=を火薬類取締法違反などの疑いで再逮捕した。
再逮捕容疑は3月下旬から4月上旬にかけて、発炎筒の着火部分を変形して、火薬類を製造したなどの疑い。
山本容疑者は改造した発炎筒などを積んだドローンを4月9日未明に飛ばし、首相官邸に落下させたなどとして起訴された。警視庁は山本容疑者の自宅を捜索するなどして発炎筒の改造に至った経緯などを調べる。
警視庁によると、山本容疑者は「反原発を訴えるためにドローンを飛ばした」などと供述しているという。