内閣府が8日発表した5月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、街角の景気実感を示す現状判断指数は53.3で、前月比0.3ポイント低下(悪化)した。悪化は6カ月ぶり。家計動向はサービス関連が上昇したものの、企業動向で製造業や非製造業が低下した。
2~3カ月後を占う先行き判断指数は54.5で、0.3ポイント上昇した。改善は6カ月連続。物価上昇への懸念が見られるが、夏のボーナスや賃上げ、外国人観光需要への期待があり、家計動向や企業動向が上昇した。
内閣府は基調判断を「緩やかな回復基調が続いている」に据え置いた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕