【ニューヨーク=共同】ホンダは19日、米西部カリフォルニア州ロサンゼルスで昨年9月に起きたホンダ車の死亡事故について、搭載したタカタ製エアバッグの異常破裂が運転していた女性の死亡原因になったと確認したと発表した。これでタカタ製エアバッグの欠陥に絡む事故の死者は米国とマレーシアの少なくとも計8人となった。
事故車はリコール(無料の回収・修理)対象だったが、修理を受けていなかった。ホンダは衝突事故後に運転席用エアバッグが異常破裂し、金属片が飛び散る欠陥が起きたことを確認した。
この車は2001年型の乗用車「シビック」。09年7月に運転席用エアバッグのリコールの対象となり、ホンダ側は当時の所有者に対して09年8月以降に順次通知していたという。この車を11年11月にカリフォルニア州のレンタカー会社が取得し、女性は昨年8月に借りて運転していた。