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ほんとはみんな不安だった…タイ洞窟救助のリーダー語る

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ナロンサク・オソタナコーン前チェンライ県知事=15日、タイ北部チェンライ、染田屋竜太撮影


タイ北部チェンライ郊外のタムルアン洞窟に17日間閉じ込められた少年ら13人の救助活動を統括した、前チェンライ県知事のナロンサク・オソタナコーン氏が15日、朝日新聞の会見に応じた。救出作戦の実行はギリギリの判断。一歩間違えば、失敗に終わっていた可能性もあったという。


特集:タイの洞窟、少年ら13人閉じ込め事故


ナロンサク氏は少年らが閉じ込められた6月23日直後から、救助活動の責任者として国軍などと協議して救助方針を決めた。また、世界から集まるメディアに連日、記者会見を開いて経緯を説明した。「毎日が緊張と疲労の連続だったが、疲れた様子は絶対に見せないと決めていた。責任者が弱気な態度を見せたら周りが『助からないのではないか』と思うからだ」とナロンサク氏は語った。


頭を悩ませたのはメディアの報道だった。「海軍特殊部隊がヘビにかまれたというものから、救出には4カ月かかるというものまで、いい加減な情報を流された。それをただすためにも毎日会見を開き続けた」と説明する。


7月2日、少年らが洞窟の約5キロ奥で発見された。救助隊の雰囲気も一気によくなったが、その後、水が満たされた洞窟内での救出が難航する。「少年らに潜水させて救い出す方法、洞窟に入る穴を見つけ、ドリルで岩盤を砕いて引き上げる方法を並行して進めたが、いくら排水しても水位は下がらず、少年たちがいる場所につながる穴も見つからなかった」


一方、少年らが助けを待つ場所の状況は悪化していった。酸素濃度は約15%まで下がった。「通常の空気中酸素濃度は21%程度。15%でもすぐに体調に影響はない。空気ボンベを運んで対応したが、濃度は下がり続ける一方で、猶予はなくなっていた」とナロンサク氏。濃度が12%以下になれば、脳の機能が低下するおそれもあった。


さらに、雨が降って洞窟内の水位が上がれば、少年たちのいる場所は10平方メートルほどにまで狭まると想定された。「時間との闘いだった」という。


そんな中、7月6日未明、救助活動のために空気ボンベを運んだ元タイ海軍特殊部隊員の男性ダイバーが水中で意識を失い、亡くなった。「救助隊が『本当に作戦は成功するのか』という雰囲気が漂った。皆が不安を感じていた」と打ち明ける。


いつ、救出を始めるのか。時間のない中、7日に救出のリハーサルをする。すると同日、連日の好天で水位が1日で32センチも下がった。翌8日から3日間は雨の予報だ。7日夜、国軍や内務省、警察幹部らと会議を開く。全会一致で「明日決行」と決まった。


誰をどの順番で助けるか。空気ボンベの個数やダイバーの数から1日に救出できるのは4~5人程度。少年らの健康状況や体力を医師が判断し、順番を決めた。「一人一人、洞窟から出て、状態が落ち着いてから救急車に乗せた。祈るような気持ちだった」。8~10日に全員が救出された。


最後の1人が脱出し、ダイバーや医師らも出た後、洞窟内に残された救助器具を片付けようとしたときだった。「連日の雨で急に水かさが増し、奥まで入れなくなっていた。救出が1日でも遅れていたら、うまくいかなかったかもしれない」と話す。


実は、救助活動中の7月4日に、2カ月前から決まっていた人事異動が発表され、隣のパヤオ県知事になった。それでも、救助活動のリーダーは続けた。「歴史上ない救出劇。みんなが必死で情報を集め、救助方法を真剣に考えた。これにかかわった全ての人の勝利だ」と笑顔で話した。(チェンライ=染田屋竜太)



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