山形市の山林で白骨化した身元不明の遺体が見つかり、山形県警は26日までに、死体遺棄の疑いで、同県内の男3人を逮捕した。昨年10月末から山形市に住む男性(当時29)が行方不明になっており、親族が捜索願を出していた。県警は同日、道路から数十メートル斜面を上った遺棄現場周辺を青いシートで囲み、被害者の身元特定につながる遺留品などを捜索した。遺体が男性とみて身元の確認を進める。
逮捕したのは山形県上山市鶴脛町2、無職、大槻一亮容疑者(25)と、山形市あさひ町、派遣社員、大宮真緒容疑者(25)、山形市東青田3、無職、樋渡聖弥容疑者(24)。県警は山形署に捜査本部を設置した。
逮捕容疑は、共謀して、山形市八森の山林で、土の中に遺体を埋めた疑い。日時は不詳としている。
県警によると、容疑者が立ち会い、遺体を発見した。いずれもおおむね容疑を認めている。3人は行方不明になっている男性と数年前からの知人で、男性と最後に接触していた。〔共同〕