自殺した東京都杉並区の林崎春生容疑者(71)の近所の人の話によると、林崎容疑者は年金の受給額にたびたび不満を漏らし、「生活できない」と周囲に話していた。事件前日には、ポリタンクを持って「ガソリンスタンドに行く」とも語っていたという。
近所の女性によると、林崎容疑者は2カ月ごとに支払われる年金の額について「35年間払っているのに24万円しかもらえない。税金や光熱費を引くとほとんど残らない」とこぼしていた。
1人暮らしで、1年ほど前まで清掃会社で働いていたが、「仕事は辞めた。年金が少なく、生活できない」とも話していた。
女性は事件前日の昼すぎ、林崎容疑者が自宅近くをキャリーバッグの上に白っぽい小型のポリタンクを載せて歩いているのを目撃。「暑いのにどうして(燃料が)必要なのか」と聞いたが、明確な返答はなかった。〔共同〕