東京商工会議所は中小企業が首都圏の学生に採用情報を配信できるサービスを始める。東商が8~12月の毎週月曜日に就職活動中の大学4年生1万人に配信するメールに、中小企業が自社の紹介を載せる。知名度で劣る中小企業が学生に自社をPRする機会を提供し、採用難の解消に一役買う。
新サービスは「採用情報メール配信サービス」で、1日から受け付けを始めた。関東地方と山梨、静岡の1都8県の東商会員企業から140文字程度の紹介文を募り、先着順で毎週10社分を配信する。
料金は1回当たり1万800円。東商が就職情報サイト「日経就職ナビ」と契約し、会員企業の採用情報をまとめて配信するため、各企業は契約料などを負担する必要がない。採用活動に投じられる予算が少ない中小企業でも利用しやすい。