甘利明経済財政・再生相は7日朝の閣議後記者会見で、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加する12カ国の閣僚会合の日程に関して、28日に米ハワイ州で開くことを軸に調整を進めていると明らかにした。日程は未確定としながらも、今回は「本当に最後の閣僚会合にできるように、最終的な詰めをスピーディーに行う」と強調した。TPP交渉は9日から日米間の事務協議を再開後、必要に応じて日米閣僚協議を開き、12カ国の閣僚会合で大筋合意に至ることを目指している。
財政危機に直面するギリシャ情勢を巡っては、日本への影響について「しっかり行方を注視していく」と指摘。「ギリシャと欧州連合(EU)側がお互いのプランを策定できれば、EU以外に与える影響も極小化していく」との認識を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕