【カザニ(ロシア)=共同】水泳の世界選手権第11日は3日、ロシアのカザニで行われ、競泳女子200メートル個人メドレー決勝で渡部香生子(JSS立石)が2分8秒45の日本新記録で銀メダルを獲得した。同種目での日本勢のメダルは五輪を含めて史上初。渡部は前日の準決勝で出した日本記録を1秒16更新した。カティンカ・ホッスー(ハンガリー)が2分6秒12の世界新で優勝した。
水泳の世界選手権、女子200メートル個人メドレーで日本新をたたき出し、銀メダルを獲得した渡部香生子のバタフライ(3日、ロシア・カザニ)=共同
男子100メートル背泳ぎでロンドン五輪銅メダルの入江陵介(イトマン東進)は準決勝を全体で4位の53秒13で通過し、4日の決勝に進んだ。金子雅紀(YURAS)は予選で敗退した。
渡部は女子100メートル平泳ぎでも1分6秒64の5位で準決勝を突破した。金藤理絵(Jaked)は準決勝に進めなかった。
男子200メートル自由形の小堀勇気(東京SC)と天井翼(東洋大)、女子100メートル背泳ぎの赤瀬紗也香(日体大)はいずれも予選で敗退した。
女子100メートルバタフライ決勝でサラ・ショーストロム(スウェーデン)が55秒64、同1500メートル自由形予選でケイティ・レデッキー(米国)が15分27秒71の世界新をマークした。