ソフト開発の教育情報サービス(KJS、宮崎市)とスカイコム(東京・台東)は、文書ファイルのPDFに音声や手書き文字などを加えて再生できるソフトを共同開発した。文章だけでは分かりにくい内容や強調したい部分を、音声と手書き描画で補足できる。学校や塾の学習ツール、企業のマニュアル・営業用などとして売り込み、初年度500本の販売を目指す。
新商品は「スカイPDF for Talking」で、パソコンやタブレット(多機能携帯端末)に対応。パソコンの場合はマイクやペンタブレットなどの周辺機器を接続して使う。価格は税抜き1万5000円。
同ソフト上でPDFを表示し、手書き描画や音声を挿入したい部分を範囲指定。手書きの文字や図、音声を記録すると自動的に動画ファイルを生成する。画面に新しくできたアイコンをクリックすると手書き描画や音声を再生できるようになる仕組み。
KJSは動画コンテンツ制作ソフト「シンクボード」、スカイコムはPDF作成・閲覧ソフト「スカイPDF」を持っており、両社の得意技術を組み合わせた。