ジュリアン・ボンド氏(米公民権運動の指導者)米メディアによると15日、南部フロリダ州で死去、75歳。死因は不明。
大学在学中から公民権運動に身を投じ、白人専用施設での座り込み活動などを組織。1971年には人種差別や憎悪犯罪対策に取り組む「南部貧困法律センター」(南部アラバマ州)の初代代表に就任し、79年まで務めた。全米黒人地位向上協会(NAACP)の会長を約10年、ジョージア州議会議員も約20年務めた。
オバマ大統領は声明で「正義と平等(の実現)が彼の生涯を通じた使命だった」とし、「英雄だった」と功績をたたえた。(ニューヨーク=共同)