台風18号は7日、日本の南を北上した。9日に西日本と東日本に接近する見込み。気象庁は、太平洋側を中心に8日から雨が強まり、9日には大雨になる恐れがあるとして土砂災害や浸水、河川の増水などに警戒を呼び掛けた。高波や激しい突風にも注意が必要だ。
気象庁によると、台風の接近とともに、本州付近に停滞する前線に湿った空気が流れ込み、9日は大気の状態が非常に不安定になる。太平洋側を中心に海上のしけも予想される。
台風18号は8日午前0時現在、小笠原諸島の硫黄島の西北西約310キロを時速20キロで北へ進んだ。中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。〔共同〕